脳神経異常
生後25日目 お母さんと離れた2匹、お世話がしやすいように今はペットキャリーにペットシーツを敷いて、生活しています。体が大きく なってきたら、そのつど考えようと言うことで・・・。ペットシーツにしておけばおしっこをしているか?ウンチの状態は? 良くわかるので、いいような気がします。ただ、背中で移動することが多いので、不潔にならないようにシーツの交換は マメにしなくてはいけません。転がってる2匹ですが、このままでは落ち着かないだろうと思い、食事時間以外は新聞紙 をシュレッダーにかけたものを、上からふんわりと乗っけてあげています。チップも考えましたが、潜ってしまうことが多いので チップの粉が目に入っても上手に取れないぽて&れたちゃんにはこの状態がいいのかな?と思います。試行錯誤の 段階ですが、飼い主の気持ちを知ってか、この子達はこの子達なりに頑張ってくれています。固いペレットを食べないと 過長歯(歯が伸びすぎること)の心配が出てくるので、キャリーの片隅には小型ペレットを置いてあります。 朝の仔ハムのご飯タイムにはみじん切りの野菜と、ペレットをお湯でふやかした物を食べさせています。 暗くなりがちな話題ですが、私本人はそれほど、重いこととは受け止めておりません。どんな子でも、どんな姿でも 可愛いうちの子には変わりは無いのですから・・・。この世に生を受け、このような状態でも頑張って生きているぽて& れたちゃんの頑張りだけを私は評価してあげたいと思います。 *巣分けも終了したので、これからの2匹の様子は同保健室内の「脳障害のある子成長記録」で不定期に更新 |
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生後23日目 ペレットにビタミンB剤を混ぜているので、ケース内が異様にビタミン臭いΣ( ̄∀ ̄lll) もちろん、おしっこはその場で しちゃうからね。まめにお掃除をしてあげるしかありません。お乳を飲んでいる姿をあまり見かけないので、やはり もう花ちゃんのお乳は吸われないことによって、段々と出が悪くなっているのでしょう。(><) 水分補給は給水器の真下に連れて行って体を支えてあげれば上手にぺろぺろとお水を飲むことが出来ます。 |
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生後22日目 花ちゃんは離された他の仔ハムがいないのに、気がついているようで、ほっぺにエサを全部詰め込んで姿を探してウロウロ おたおた・・・。そのご飯はね、花ちゃんと3匹の仔ハムの分なのに(・・、)エサを奪い取られた仔ハムたちは今度は えさを探してウロウロ・・・。む〜、思うように行かないな〜。仕方が無いので、シルバーダヴドミナントサテンちゃんを一時 兄妹部屋へ・・・。そっちでエサを食べさせて、ぽて&れたコンビには個別に与えました。比較的障害の軽いシルバーダヴ ドミナントちゃんは回し車を上手に回します。他の子と見比べても体つき以外はあまり見劣りしていないので、後2〜3日 したら兄妹部屋へ移動させようと思います。回し車を上手に回す姿を見て、せめてシルバーダヴドミナントちゃんくらい までぽて&れたも回復してくれたらな〜と思ってしまいます。今日現在、花ちゃんにも落ち着きがみられ、3匹にお乳 を与えるようになりました。それでも、成長しているんですね〜、花ちゃんのおっぱいが傍にあるのに、飲んでいない時 もあって、ぽて&れたの成長と、花ちゃんの母乳もそろそろ底をつきはじめているのだと、実感できます。 |
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■2005・5・14■ |
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他の兄弟はママと巣分けしました |
ビタミンタブレットを購入してみました |
体さえ支えてあげていれば手で持ってご飯も食べられます |
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可愛いね〜 |
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生後21日目 他の兄弟は今日、無事にママと巣分けをしました。ちびっこ3匹はもちょっとおぱ〜いを飲んでもらいたいので、後数日〜 1週間ほどママと一緒ね。しかし、困ったことに、ママはトイレに立てこもり、歩いてママのところまで行けるシルバーダヴドミ ナントサテンちゃんだけがおぱ〜いを飲めてるΣ( ̄∀ ̄lll) ぽて&れたはエサいれから調達してきたキャベツを振り掛け られおしまいΣ( ̄∀ ̄lll) 困ったな〜!!(´(・)`)クマッタ・・ 様子を見てて、シルバーダヴドミナントちゃんは他の兄弟 部屋へ移そうか・・・う〜む、でも、体が小さいのは間違いないしな〜。(悩)まぁ、食べられるし、飲めるし、排泄も出来る から、ママと離しても命に別状は無いと思うんだけど〜。踏み切り時が難しいです。 昨日はビタミン剤を購入しました。色々あって迷ったけど、ビタミンB群って書いてあるから、総合ビタミンだし、水溶性ビタミンが多いのでこれなら心配ないでしょう。 上手く神経の活性化に繋がればいいんだけどな〜。離乳食1段階のお団子に 潰して混ぜてあります。変な味がするのでしょうか?ヘンな顔して食べてました( ´艸`)ムププ おかげで私の手の平はビタミン臭いΣ( ̄∀ ̄lll) |
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■2005・5・13■ |
生後20日目 うちに残る、この子達の名前を決めてあげないと・・・、そう思うこと数日。やっぱり食べ物系でしょうと言う事で、シルバー ダヴ(♀)が【れたすちゃん】シルバーダヴドミナントスポットサテン(♂)が【ぽてと君】になりました。れたちゃんぽてちゃんと 呼んでいます。他の兄弟が37gくらいあるのに対して、れた&ぽては24gと27g確かに小さいけど、食べてるし、飲んで るし、きっと大丈夫。昨日は離乳食1段階に戻って、お団子(ペレット+まんま+カスタムラックス(粉ミルク))を混ぜた ものをお口の前まで持っていったら、2匹とも凄い勢いで食べてくれました。自力で食べられる量はたかだか知れてるので お腹が空いていたのかな〜(><)運動量が無いので、過度の栄養は禁物ですが、これから1日1回は野菜以外にも お団子を食べさせてあげようと思う。自力で食べてる時は体が突っ張ってしまうので、とても時間がかかるけど、 手の中にすっぽり包みこんで体を支えてあげると、上手に食べられるんだよね。
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■2005・5・12■ |
生後19日目 他の兄弟にえさを取られたり、かまわれたりしながら頑張ってる2匹。実はもう1匹、軽い障害が発見された仔ハムがいる 最初あまりの白さにアイボリーサテンだと思われていた「シルバーダヴドミナントサテン」の女の子。この子は里親さんが とても気に入って、里親の名乗りを早くに上げてくださっていたので、大変申し訳なく思います。 障害といっても、先の2匹とは違い、ちゃんと歩けるし、トイレにも自分で行って用を足せます。ただ、たまに片足の足の 裏が反転するんですね。このような症状も、ほとんどが脳神経が絡んでいる場合が多いので、この子にもきっと軽い 脳障害があるのでしょう。(・・、)ただ、脳障害があったとしても、それが先天性のものなのか、出産時のトラブルなのか (私は後者の可能性が大いに大だと思っているが)見きわめる、判断するのは無理なことで、結果だけで判断せざる を得ません。現実は今いるこの子達をいかに、生活しやすいようにしてあげられるかだけ。今日はペットミルクをお湯で 溶いて、小さな注射器で与えてみました。ちゃんと両手で持って、上手に飲んでくれた〜(≧∇≦)/ 。時には 転がりながらでも巣から出てきてえさも齧っているので、強制給餌は考えていません。(現段階では) かえって広すぎる場所だと転がってしまうので、生活スペースは小さいほうがいいみたい |
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■2005・5・11■ |
生後18日目 兄弟とは離して、特別にエサの時間を多めにとってあげているんだけど、体重が中々増えない。他の子達は今日にも 30グラムになりそうな子もいるというのに、この子達は17グラムと19グラム(・・、)エサを食べてても途中で寝てしまう こともあるし、過度のストレスは良くないので、昨日からこの子達のご飯の時間には他の兄弟を別の場所で遊ばせて おいて、ゆっくり食べさせています。その間にママはお散歩、他の兄弟は撮影タイム。
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■2005・5・10■ |
生後17日目 そろそろ名前を考えてあげないとな〜。``r(^^;)エサの時間には別の場所でエサをあげています。他の兄弟に取られる ことも、踏みつけられることもありません。食べ方も非常にゆっくりなので、30分ほど時間をかけてあげています。 ご飯タイムが終ると、そっと花ちゃんのお乳の近くに返してあげています。目下の悩みは巣分けを何時頃にするか?と 言うこと。他の兄弟は後4〜5日で巣分けをして兄弟だけで住まわせるつもりでいますが、この2匹の為に、花ちゃん 独占体制を暫く続けてみようと思っています。12匹→2匹に減れば花ちゃんの負担も軽くなるだろうし、この子達には はじき出されることなくお乳がのめるでしょうから。ただ、これも永久に・・・と言う訳にも行かず、花ちゃんが何時まで 許してくれるかが問題になります。せっかくここまで育って、最後に母親に手をかけられるのは悲しすぎますからね。 悩ましいです。 手のひらに乗せてると暖かな幸せが伝わってきます。この後2匹はぐっすり眠りました(≧∇≦)/ |
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■2005・5・9■ |
生後16日目、やはりエサの食べ方を見てると、他の兄弟にエサを取られたりして中々ゆっくり口に入れることができない 個別に別の場所で、別のメニューを与えることにする。柔らかいニンジンや鳥のゆでたもの、葉物野菜の柔らかいところ、 サヤエンドウのゆでたものが口当たりがいいらしい。神経系の異常にはビタミン(おもに、B6、B12)が良いらしいので それらを含む食品や、サプリメントなどの補給も視野に入れてみる。 エサ皿にもたれていないと体が寝てしまう。きっとなんともどかしい想いをしているだろう(・・、) 仲良く2匹で温めあう。個別にエサを与える時は手のひらの上で指で体を支えてやりながら好きなだけ食べさせる。 |
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■2005・5・7■ |
生後14日目、15日目、相次いで目が開いた(≧∇≦)/ 成長が少し遅れるかと思ったが、今の所体つきにも 開きが無いように見える。同じような体つきなのに、異常な動きを見せる仔ハムに胸がぎゅっと締め付けられるようだ。 何度も手のひらに乗せて体をさすりながら「大丈夫だよ、私が守ってあげるからね」と声をかけるのが精一杯。 この子達は後どのくらい生きられるのだろうか?複雑な心境だ。でも、無心にエサをむさぼり食べる姿を見て、生きる 気力のある子に「どのくらい生きられるのか?」と問うことはあまりにも無残なこと。しぼむのはやめよう。 仲良く食べててもいきなり「ころん」 |
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経緯 |
4月23日、我が家の花菜(シルバーダヴドミナントスポット)と京菜(ダヴサテン)の間に待望の12匹の赤ちゃんが誕生 すくすくと育ち、1匹の脱落も無く赤ちゃん達は成長していたと思われた矢先のこと、生後10日目ごろ、明らかに他の 仔ハムたちとは動きの違う仔ハムを発見。寝返りが上手にうてなくて、ひっくり返ってしまうのだ。最初のうちは発育が少し 遅いのかな?くらいにしか思わなかったのだが、その2日後同じように寝返りの打てない、うっても転がってしまう、手足を ぴんと突っ張る仔ハムを発見。これは普通じゃないと、獣医師の電話診察を受ける。ハムスターの体、脳、などは生後 3週間くらいでやっと出来上がるのだそうで、まだ今の段階では何ともいえないと、様子を見るしかないとのアドバイスを いただくも、日に日にしっかりした体つきになってゆく子達に対して、明らかにおかしな動きをしている2匹。 先天性の脳神経障害か、出産時のトラブルで難産な為に仮死状態で生まれた子が脳に酸素が行かなくて脳性まひ のような状態になっているものと思われる。普通なら母親は育ててゆく上で、このような子を「育たない」「生きられない」 と判断し、間引く(脱落とか、淘汰とか)のだが、花ちゃんはしっかりとこの子達を守った。そして分け隔てなく、お乳を 与えた。結果、生命力もあったのだろう、2匹は私の手元に残りました。異常な行動を目にしてから色々な所で 同じような症状を探し回りましたが、中々同じような症例にめぐり合えず、 この先、手探りではありますが、この子達の生きる気力がある限り私が花ちゃんに代わって育てて行こうと思っています。 このような形で残すことに多少の抵抗はありましたが、この先にも 同じように道に迷った飼い主さんの為にも多少の道しるべになれば幸いです。また、同じような経験があったり、 アドバイスなどがありましたら、是非教えてくださいm(_ _)m
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