繁殖編

ゴールデンハムスターの発情期

健康なハムスターの場合、発情は4日に1回やってきます。ここでは発情のポイントをおさえて
おこうと思います。
ゴールデンは発情が一番わかりやすく、メスが発情するとその匂いでオスが発情し、交尾に
至ります。ゴールデンのメスは4日おきくらいに、すりごまに良く似た匂いを発します。
この匂いがしたら背中をそっとなぜてみてください。尻尾をぴんと立てて。交尾の準備の体勢
に入ります。そうなったら交尾は可能です。ただし、ゴールデンでも体の小さい子の妊娠は
体に負担がかかりすぎるので、せめて
100グラム前後まで交尾はさせない方が懸命でしょう
ゴールデンの出産頭数はかなり多く、体の小さなハムスターが子育てをする事は、親ハムの
健康を損なう恐れがあります。お乳の数も決まっていて、同じ数くらいの子供が生まれるわけ
だから、当然と言えば、当然でしょう。
オスハムともいきなりあわせるのでなく、相性がありますのでどうしても攻撃するようであれば
無理は止めてください。交尾は確認されたらなるべく早くもとのうちに帰しましょう。
メスハムの妊娠の体の変化は早くに現れます。見た目にはわからないけれど、体の中は早くも
変化が起きています。こうなると、オスハムを攻撃し始めますので、無駄なけんかを防ぐ為にも
そうしたほうが良いと思われます。交尾をさせる時はできれば、オスのケージにメスを入れた
ほうが上手く行くようです。においとか、なわばりとかが関係しているのでしょう。

 

ジャンガリアンの繁殖


タン様の発情のポーズ

ジャンガリアンの発情もゴールデン同様、4日に1回と思われる。見分けるのが中々難しいが、
行動をよく観察する事によって、だいたいはわかるようになってくる。
メスの場合はそわそわと落ち着きが無くなり、しきりに何かのふちに自分の匂いをこすりつけよ
うとする行動が見られる。お腹からおしっこの穴の辺りにかけてしきりにこすりつける。
オスはかすかな匂いに反応して発情が起こる。ゴールデンのように特別な匂いはしない。
オスはメスに発情のサインが見られると、やはり落ち着きが無くなり、しきりに立ち上がり、
鼻をひくつかせ、まるで遠くの匂いを嗅ぎ取ろうとするような行動をとる。
上の写真はタンとぷりのお見合いの最中に見られた行動の写真。タンは小屋の中にいる
ぷりちゃんの匂いに反応している。この後、見つけられたぷりちゃんとタン様のお見合いは
無事に終わった。ジャンガリアンもゴールデン同様、オスのケージにメスを入れるという形
を取った方が懸命である。

 

ロボのお見合い

ロボの場合も発情は定期的に来ているらしいが、見分ける事はかなり難しい。行動を観察して
いても、中々わかりずらい。ロボの場合は発情を見分けられないので、私は繁殖を考えている
のであれば、同居が望ましいと思う。ひどいけんかをするならそれも無理だが、仲が良ければ
別居で、時々あわせるよりも確立は上がると思う。ただし、交尾の光景を確認したら、これも他
ハムスター同様、別居させるのは言うまでも無い、ハムスターのオスは子育てには参加できな
いので、いらいらしているメスに噛み付かれたり、オスが子食いをする事も考えられるし、
安心して子育てできないと悟ったメスが子食いをする事も考えられるので、妊娠、出産が確認
できた時点で、別居させるのが良いと思う。

子ハムの成長記録は『愛の劇場』でお楽しみ下さい。

 

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